権利意識の浸透なんだろうか?
最近よく耳にする言葉・・・・「だが」「しかしながら」「でも」というように相手の話をよく聞かず、自己主張ばかりする場面・・・・
なぜ「はい」「そうですね」という、素直な言葉が口から出てこないのだろうか?・・・・沽券にかかわるとでも思っているのだろうか・・・・

いくら屁理屈をこねまわしたところで、事態は進展しないんです!・・・
大事なことは「言うことではなく」「やること」なんです。

自分がした仕事の出来不出来よりも、自分が上にどう思われたか?が気になってしようがない人達が増えているような気がします。

ある禅師の話です・・・・・

弟子を連れて庭を散歩していると、一陣の風に吹かれて落ち葉が散ってきました。禅師は歩きながら一枚一枚葉を拾って袂に入れている。これを見た弟子が「おやめください。今に掃きますから」。これを聞いた禅師は「馬鹿者!今に掃きますで美しくなるのか!。一枚拾えば一枚だけ美しくなる。」と・・

何かを行動する時、私たちは打算的になっていないだろうか?心の中ではどこかで「見返り」を求めていないだろうか?
掃除をする・・・・・誰のためにきれいにするかって?自分が気持ちよく感じたいためだろう!
人のために何かをする・・・・・これだって自分のためなはずだ。自分を高めて、心豊かになるためなんです。

自分のやるべきことをよくわきまえ、てきぱきと処理する人は、たとえどんなに大変なことであっても不平不満を言わず、黙々と実行しています。
私たちは努めてそのような人間になりたいものです。

『苦しみが大きければ大きいほど、大きな幸福が待っている!
苦難は私達を励ましてくれる、悪魔の面をつけた幸福の女神である。』

バックナンバー

1.自分の不幸を嘆く人に
2.いつも不平不満の人へ
3.ムダ骨を折った・・と悔やむ人に
4.人からけなされても
5.遊戯三昧
6.非難、誹謗、中傷を受けたら
7.孤独だと感じても
8.実行力をつける
9.自分を臆病だと思っている人へ
10.身近にある「道」
11.目立たないことこそ大事だ
12.用意された道
『今ある事実』は変わらないとしても、『今ある自分』のあり方は自分の意識で変えられます。
さあ!・・・「発想の転換」で自分の前の壁を乗り越えましょう!

発想を変えてみようよ!

◇今回の事例     自分に言い訳しない!