山家そだちのほほじろが
山が辛いと里へ来て
里でとられてほほじろが
山が恋しと泣きまする
このほほじろのようどこへ行っても不平不満ばかり言っていると、つまらなく一生が終わってしまう。
我々の人生はどこへ行っても満足なところなどそんなにありません。
だとすれば・・・・今ここで・・・
自分の出来ることに最善を尽くすしかないんです。
「晴れてよし曇りてもよしふじの山、
もとの姿はかわらざりけり」
と古歌に言われているように・・・人生だって、もとにある事実はひとつなのに、あれこれと考え過ぎて物事を複雑にしてしまい、自分を追い込んでしまっていることって・・・・ないだろうか?
毎日の生活の中で、不平不満がある人は、いったいその原因はどこから来るのかを究明してみる必要があるだろう。
案外・・自分の甘えや怠け心からそう思い込んでいる場合があるからです。
不平不満・憂鬱なのは人間だけであって、自然界の動植物は他に認められなくても自分の生命を精一杯生き抜いていることに気づく。
毎日こんな風に発想を変えてみてはどうか・・・
雨が降っている・・・雨雲もどんより低く垂れ込めている。
しかし・・・
『雨雲なんて・・・せいぜい五千メートルまでだ!
あの雲の彼方に煌々と輝いている太陽があるんだ!』
「いつだって・・・太陽は輝いている。そのうち・・・
雲もなくなるさ!」・・・・・って・・・・。
少し・・・・気が楽になるはずだ。