心を高める
生きていく以上「衣食住」は欠かせないことです。それを維持していく土台・背景はお金であり、そのために「立身出世」を目標に頑張ることは当然のことであり、それもエネルギーの源なのかもしれません。
「人並みに・・」「それ以上に・・・」「さらに、もっと・・・」・・・必死で・・・そして多大な時間を費やし、やっと築きあげました。「地位・名誉・財産」を・・・・・。
満足ですか?充実していますか?・・・・・・多分・・・どこか自分の心の奥底で「ちがう!そんなものじゃない!」と叫んでいる本当のあなたを感じるはずです。
「思いやる心を持って行動していなかった」「相手を許し、受け入れなかった」「他人の苦しみを自分のこととして考えなかった」・・・“忠恕”の心を持たなかったからなんです。
生きていくということは、苦しいことや辛いことの連続と言っても過言ではありません。
しかし、その労苦こそ「心を磨く」ための絶好の機会だとも言えます。
だから・・・意識して「そう考えるべき」なんです。
あえて「そう考えて行動」出来る人こそが、自らの限りある人生を豊かに、実り多いものとすることが出来るだけでなく、周りの人にも素晴しい幸福をもたらすことができるはずです。
昨日よりはましな今日であろう!今日より良き明日であろう!と日々誠実に行動する。
自分の範囲で出来ることから少しでも、どんなに小さなことでも実践し・・・・・
安らぎをおぼえたり、本当の気持ちの良さを感じながら、
人間性を高め、精神を修養することにこそ、
私達が生きる目的や価値が存在しているのではないでしょうか。
■恕の実践 |
( 人生の目的 )
人間の命には限りがあります。この中で真剣に自分が「生きていることの意味とは?」「人生の目的とは何なのか?」を考えたことはあるでしょうか?
子貢問いて曰く、一言にして以って終身之を行ふ可き者有りやと。
子曰く、其れ恕か。
己の欲せざるところは、人に施すこと勿れと