〜論語から学ぶことは多い・・・・〜

学而編 (1)
常識・道徳を基に
為政編 (2)

 

今から二千五百年以上前の中国において、孔子がその言行を通して人間の道徳生活の奥義を弟子達に語ったものです。生前はもとより、孔子がなくなってからのちも、弟子達はこの覚えていた先生の葉を、その弟子・・・・・すなわち孔子からすると孫弟子に語り、だんだん後世に語りついでいきました。

孔子の一生の経験が結晶したとも言えるこの『論語』に・・・・さあ!触れてみましよう!

 

 

論語解

【 第二  為政編〜理想の政治 】(5)

孟い子、孝を問う。子曰く、たがうことなし。はん遅、御たり。子これに告げて曰く、孟孫、孝を我に問う、我こたえて曰く、たがうこと無しと。はん遅曰く、何のいいぞや。子曰く、生けるにはこれにつかうるに礼を以ってし、死すればこれを葬るに礼を以ってし、これを祭るに礼を以ってす。

《文の意味》

孟い子が孝行について尋ねた。孔子が答えて言われた。「礼節を違えないようにすることです」。後にハン遅が御者をつとめた時孔子が言われた。「孟孫(孟い子)が私に孝行について聞いたので、「礼節を違えないように」と答えておいたよ」。ハン遅が「どういう意味ですか?」と聞くと、孔子はこう言われた。「父母の在世中は礼を以って仕え、死んでからは、葬る時にも祭る時にも礼を尽くす。これが孝行というものだよ」

《自分なりの勝手な感想》

自分の親を大事に大切に思っている人は多いでしょう。「父の日」「母の日」にプレゼントするのも良いでしょう。心配をかけない努力も良いでしょう。結構立派な行いだと思います。
親元から遠く離れて暮らしている人ならば、何はなくても必ず定期的に電話で元気な声を聞かせ続けたいものです。なぜなら・・・・両親がいなければ、自分はこの世に存在していないからです。「感謝の心」を持ちましょう。いつしか自分も親になっていくはずです。「いつも親のことを考えている」自分でありたいものです。その心は必ず自分の子供にも届くはずです。なぜなら・・・・「親は子の鏡」だからです。永遠に!