〜論語を身近に@〜

1思いやる心

紀元前・・・明・・唐・・・江戸・・・現在も言われていること・・・『上にたつ者には徳が必要である。』と・・・人望が求められているのでしょう。歴史上何度も為政者が変わりました。なぜ・・続かないのか・・・多分・・・この基本的な事柄を逸脱してしまうんでしょう。国という大きな単位ではないにしても、自分達を取り巻く環境の中で、このことが今の自分達にも必要な現在ではないでしょうか。常に“思いやる心”を持って、行動したいものです。

2学問の目的.

当時孔子は、学問は実践が大事だといつもおっしゃっておりました。しかしその前にまずそれに向かうためには、それだけの心構えが必要で、家庭と社会の実践のなかで、こういったこころがまえが作られるのだ・・・と考えていました。ひるがえって・・・日本の現在は、『資格取得』ブームです。表面的には「勉強・学問」ということになるでしょう。
なんのために勉強をするのか?究極・・・何を求めて実践するのか?決して出世のためではないでしょう。
こういった殺伐とした現代にこそ、自分の身の回りを見渡して見て・・・今出来る事・・・いっぱいあるはずです。そこから実践してみてはいかがでしょうか。


3.
学問の目的2

学問というのは崇高なものだと孔子は言い続けています。でもそれに向かう前に、家庭や社会の実践のなかで今で言えば「常識」とも言えるこういった心構えがまず必要だと考えていたのかもしれません。
学問の究極的な目的は何でしょうか?人それぞれに違うでしょう。本当の自分らしさの追及・・・・かもしれません。学問=座学だけではないでしょう!自分には素直でいたいものです。

4.本質

君子・・・とまで言わないまでも人の上に立つ人たち。軽々しいと威厳がないからと言って、人を威嚇するような言葉で話しても自分は隠せないはずである。
学問・・・・このような人たちに今必要なのは、論語を心こめて読み返して政治に向かう姿勢だろう。そうすればもつと素直になれるだろう。上杉鷹山だって言っている・・・過ちを改むるに、恥ずることなかれ。国民のだれだつて・・・思っている!あいつら嘘ついている・・・って。だったら・・・速やかに改めるべきだ!

5.今できること

武田勝頼が戦に破れ亡くなった時、織田信長はその亡骸にツバをはきかけなじったと言います。
これに対し徳川家康はそれをいたわり、優しく言葉をかけたと言います。これを見た家臣達は信長に対しては、激しい敵意を抱く一方で、家康に対しては畏敬にも似た気持ちを抱き、忠節を誓ったと言います。
現代でできること・・・・自分の父母はもちろん、おじいちゃん、おばぁちゃんを大事にするとともに「年功の知恵」に学びましょう。反面年齢が上だったり、社会的地位で上に立っている人は、そのように思われる行動・発言でなければいけないでしょう。


6.父親の姿

もう死語・・・・・かもしれませんね!「子供に人生を背中で教える!」・・・・父親の生き方・・・もっとも自然に・・・そしてまじめな生き方であるが・・・・というのはとても子供の人生に対して影響が大きいと思います。
金で解決するものならば・・・・・・・それにまかせていませんか。父親が財産家であるとか、高い地位にいるとかではありません。父親の子供に対する義務・・・それは「教育」「躾」「人を思いやる心」を与えることではないでしようか。

7月19日新設