□□ 百人一首の基礎 □□
応保二年(1162)〜仁冶二年(1241)・・・・平安末期から鎌倉初期の時代が大きく変わる激動の中を平安京に生きた歌人です。83の作者俊成の子。和歌史上で最高の位置を占める歌人の一人。
百人一首のなかでは97の歌・・・(来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ)の作者として、権中納言定家としてとりあげられています。 名前の読み方は尊敬をこめて、ふつうは「テイカ」と音読みにする。 |
和歌集名 | 主な編纂者名 | 命じた天皇等 | 歌数 | 百人一首 | 備考 |
古今集 | 紀貫他 | 醍醐天皇 | 1100首 | 24首 | 以降の勅撰和歌集のさきがけ |
後撰集 | 清原元輔他 | 村上天皇 | 1425首 | 7首 | 『古今集』の続巻 |
拾遺集 | 不明 | 花山院 | 1351首 | 11首 | 『古今集』『後撰集』から外れた歌 |
後拾遺集 | 藤原通俊 | 白河天皇 | 1218首 | 14首 | 『拾遺集』以外の歌人から構成 |
金葉集 | 源俊頼 | 白河院 | 665首 | 5首 | 『万葉集』的な回帰の中に庶民的な意向 |
詞花集 | 源俊頼 | 崇徳院 | 415首 | 5首 | 『拾遺集』以降の新進歌人 |
千載集 | 藤原俊成 | 後白河院 | 1288首 | 14首 | 拾遺集』の頃から完成時までの年代 |
新古今集 | 藤原定家他 | 後鳥羽院 | 1978首 | 14首 | 鎌倉版『古今集』 |
新勅撰集 | 藤原定家他 | 後堀河天皇 | 1498首 | 4首 | ★ |
続後撰集 | 藤原 為家 | 後嵯峨院 | 1368首 | 2首 | ★ |
藤原定家